学会という所

  • 2011/06/25(土) 19:33:55

6月11日(土)財務管理学会の春季全国大会で八王子に行ってきました。
ここは、僕の師匠KM先生をはじめ、ファイナンスや会計の先生たちと集っている学会。ここで発表してきました。

テーマは

各国の所得格差と創業資金融資の金利
― LIBORおよびOISスプレッドの変動と所得格差との関係について ―

これは、前期課程から扱ってきたテーマです。
このテーマの関心を一言で言うと、
「所得や情報が一部の富裕層に集中している国(格差社会)」(A)と
「所得や経営情報が組織内で平等に分配されている国」(B)

創業後5年で、
AとBどちらの起業が製品イノベーションのパフォーマンスが高いか

(僕はBがいいと思っているし、それを確認できたのが昨年の研究でした。)

後期課程は、博士になるための3年間コースだけれど、3年間の研究スケジュールは、
自分が師匠と決めた先生と相談しながら決めていきます。
進学する少し前、師匠に研究計画を相談しにいって、アドバイスを求めたら、

学会発表はしておいた方がいいよ
今後の学会発表予定と、学会に投稿する論文の投稿スケジュールを立てておいて

だって。

・・・。前からそうだけど、僕の師匠KM先生は、言葉は優しいけど、言うことは時々無謀だ。
自分で調べたり、組み立てたものを出さないとアドバイスをくれません。
ま、その辺が厳しいところでもあり、自由に研究させてくれるいいところでもあるんですけど。

そんな経緯もあって、先生に推薦していただいて、6月の発表を迎えました。
プレゼン30分は、資料を基に淡々と話し、
質問に答えて終了。

結果は、どうだろう。良かったのか?
あまりの無反応にまったくつかめない。
・・みんな、「ポカーン」とした顔してたな。

ともあれ、

調べたことをただ客観的に先生方に伝えて意見をもらう


学会ってのは、そういう場なんだと実感してきました。

学会後、懇親会では、師匠と共に、元一橋大の小松章先生や、埼玉大の箕輪先生などとも名刺交換と会食の機会に恵まれました。
あのムチャぶり教授、MINI CASEのK本先生も来てました。

何はともあれ、終わってよかった!

後日、家に日本財務管理学会から手紙。
次回の学会が発行する研究紀要への投稿依頼が届いていました。

師匠の配慮に本当、頭が下がります。


Babbie


■ NOTE
製品イノベーションが高いパフォーマンスを示しているとき、必ずその企業は、資本市場の中での評価が連動します。だから、製品イノベーション高い企業のこの企業の投資家の期待収益率(A)は、市場ポートフォリオの期待収益率(B)を必ず大きく上回る。今回は(A-B)のスプレッドとCAPM表示の市場ポートフォリオの分散(VAR)を測定、併せて各国の金融機関の資本調達リスク
(Libor-OISスプレッド)と投資家間の家計所得のジニ係数(Income inequality)を回帰分析を行った。相関はr.059程度。